2019全米選手権:男女トラック種目トップ3の71.67%がナイキスポンサードの選手

ナイキが他のどのスポーツメーカーよりも多くのプロ陸上選手をスポンサードしていることは明らかである。 しかしながら、ナイキの独占状況はあなたの想像を上回るかもしれない。

2019年全米選手権において、トラックの10種目(100m, 200m, 400m, 800m, 1500m, 5000m, 10000m, 110mH, 400mH, 3000mSC)の男女トップ3の71.67%(43人 / 60人中)の選手をナイキがスポンサードしている。

アディダスは13.33%(8人 / 60人中)でナイキに次いで2番目に多く、ナイキとアディダスだけが10%越えとなった。 男子トップ3だけを見ると、86.67%(26人 / 30人中)がナイキのユニフォームを着ていたので、ナイキの優位性はさらに際立っている。

以下に2019年の全米選手権のトラック種目の男女トップ3とそのスポンサーを記載したので、ご確認あれ。

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【2019全米選手権:男子トップ3のスポンサー】
100m:ナイキ、ナイキ、ナイキ
110mH:ナイキ、アディダス、ナイキ
200m:アディダス、ナイキ、ナイキ
400m:ナイキ、ナイキ、アディダス
400mH:ナイキ、ナイキ、ナイキ
800m:ナイキ、ナイキ、アディダス(カンザス大)
1500m:ナイキ、ナイキ、ナイキ
3000mSC:ナイキ (※WCAP)、ナイキ、ナイキ
5000m:ナイキ、ナイキ、ナイキ
10000m:ナイキ、ナイキ、ナイキ(WCAP)
ナイキ:86.67%(26人 / 30人中)
アディダス
:13.33%(4人 / 30人中)
その他のメーカー
(アシックス、ホカオネオネ、ニューバランス、リーボック、サッカニー、スケッチャーズ、アンダーアーマー):0%(0人 / 30人中)

※ WCAP = US Army World Class Athlete Program
(米軍アスリート養成プログラム)→ スポンサーはナイキ

【2019全米選手権:女子トップ3のスポンサー】
100m
:ナイキ、ナイキ、ナイキ
110mH
:アディダス、ナイキ、ナイキ
200m
:ナイキ、ナイキ、ナイキ(南カリフォルニア大)
400m
:アディダス、ニューバランス、アンダーアーマー(サウスカロライナ大)
400mH
:ナイキ、ニューバランス、ナイキ
800m
:アディダス、ナイキ、アディダス
1500m
:ナイキ、ニューバランス、アディダス
3000mSC
:ニューバランス、ナイキ、ナイキ
5000m
:ナイキ、ナイキ、ニューバランス
10000m
:サッカニー、ニューバランス、ホカ
ナイキ
:56.67%(17人 / 30人中)
ニューバランス:20%(6人 / 30人中)
アディダス
:13.33%(4人 / 30人中)
ホカ:3.33%(1人 / 30人中)
サッカニー:3.33%(1人 / 30人中)
アンダーアーマー:3.33%(1人 / 30人中)
その他のメーカー
(アシックス、リーボック、スケッチャーズ):0%(0人 / 30人中)

2019全米選手権:男女トップ3のスポンサー
ナイキ:71.67%(43人 / 60人中)
アディダス:13.33%(8人 / 60人中)
ニューバランス:10%(6人 / 60人中)
ホカ:1.67%(1人 / 60人中)
サッカニー:1.67%(1人 / 60人中)
アンダーアーマー:1.67%(1人 / 60人中)
その他のメーカー
(アシックス、リーボック、スケッチャーズ):0%(0人 / 60人中)

中長距離種目だけを見ても男女で状況は異なる。

男子
800m
:ナイキ、ナイキ、アディダス(カンザス大)
1500m:ナイキ、ナイキ、ナイキ
3000mSC:ナイキ (WCAP)、ナイキ、ナイキ
5000m:ナイキ、ナイキ、ナイキ
10000m:ナイキ、ナイキ、ナイキ(WCAP)
ナイキ:93.33%(14人 / 15人中)
アディダス
:6.67%(1人 / 15人中)
女子
800m:アディダス、ナイキ、アディダス
1500m
:ナイキ、ニューバランス、アディダス
3000mSC
:ニューバランス、ナイキ、ナイキ
5000m
:ナイキ、ナイキ、ニューバランス
10000m
:サッカニー、ニューバランス、ホカ
ナイキ:46.67%(7人 / 15人中)
ニューバランス:26.67%(4人 / 15人中)
アディダス
:13.33%(2人 / 15人中)
ホカ:6.67%(1人 / 15人中)
サッカニー:6.67%(1人 / 15人中)
【2019全米選手権:男女中長距離種目トップ3のスポンサー】
ナイキ
:70%(21人 / 30人中)
ニューバランス
:13.33%(4人 / 30人中)
アディダス
:10%(3人 / 30人中)
ホカ
:3.33%(1人 / 30人中)
サッカニー
:3.33%(1人 / 30人中)

ナイキの陸上競技における優位性は、他の数字をみれば衝撃的ではないはずである。 時価総額でみれば、ナイキは1,096億4,000万ドルで、世界第2位のシューズメーカーのアディダス(575億4,000万ドル – 子会社のリーボックも含む)の2倍近くの価値がある。収益面でみればナイキは昨年364億ドルで、アディダスの219億2,000万ドルよりも145億ドル近く多い。

アメリカでの売上高に対して、表彰台の選手の数で割った場合、ナイキが突出しているという傾向はない。 例えば、ニューバランスは、昨年の売上高が45億ドルだったので、7億5,000万ドルの売上ごとに表彰台に1人送り出した計算になるが、それに対してナイキは8億4,650万ドルの売上ごとに表彰台に1人送り出したことになる。

ナイキと比較すれば、ホカのような会社は小規模である。 2018年度のホカの売上高は45.4%増加したが、その合計は2億2,310万ドルにすぎず、ホカは2億2,310万ドルの売上高に対して1人を表彰台に送り込んだ計算となる。

※ 2019全米選手権:結果

 

レッツラン 記事

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