ロンドンマラソン以上にスター選手が集まる大会はない。今週の日曜日、陸上長距離界におけるビッグネーム2人が、2019ロンドンマラソンでマラソンでの2度目の直接対決となる。エリウド・キプチョゲとモー・ファラーである。イギリスのスター選手が、世界一のマラソン選手の牙城を崩そうとしている、それだけで興奮間違いなしのレースとなる。
しかし、これはロンドンマラソンだ。そう、ロンドンマラソンはBIGなことをするのが好きな大会だ。男子では、キプチョゲとファラーだけではなく、エチオピアのシュラ・キタタ、モジネット・ゲレメウ、ルウル・ゲブレシラシエが出場する。そう、レッツランが選ぶ2018年世界ランキング:男子マラソンのトップ5が揃っているのだ。そして、ハーフマラソン世界記録保持者のアブラハム・キプタムも出場する。
しかし、男子にこれほどの選手が揃っていながらも、女子のほうがそうそうたる顔ぶれになっている。3か月前に出場選手が発表された際に、史上最高の顔ぶれだと我々に言わしめたほどだ。第2子妊娠のため出場を取りやめたエチオピアのティルネッシュ・ディババを除いても、今回の女子は本当に見どころ満載である。2018年の6つのWMMのうち4大会の優勝選手が一堂に会する。
2018年ロンドン優勝のヴィヴィアン・チェリヨット、2018年ニューヨークシティ優勝のメアリー・ケイタニー、2018年シカゴマ優勝のブリジッド・コスゲイ、そして2018年ベルリン優勝のグラディス・チェロノである。4人すべての選手が、過去2年間のうちにマラソンで2:19を切っている。サブ2:19の選手が4人も集まる大会はこれまでになかった。女子マラソンの記録が近年伸びていること、そして良いコンディションが予想されるなか(そう祈る)、日曜日は特別な日になりそうである。
2019年ロンドンマラソンの大きな注目ポイントを以下にまとめる。
ピンバック: 様々な視点からみる史上最速・最強のマラソン選手:エリウド・キプチョゲ – LetsRun.com Japan