2019ボストンマラソン男子展望:川内優輝、ジョフリー・キルイ、レリサ・デシサ、ローレンス・チェロノなど16人の有力選手をピックアップ

ボストンマラソンの予想は本当に難しく、時にその予想をしたことで惨めな姿を露呈することもある。

2014年のボストンマラソンの予想で、アメリカ人選手の優勝の確率は0.0051〜3.7%の確率だと我々は予想した。しかし結果はメブ・ケフレジギの優勝だった。我々は失態をあらわにしてしまった。

昨年は、ボストンマラソンのレース展望に我々はおよそ5000文字をも費やした。実際に優勝を果たした選手には全く触れずにである。そう、優勝したのは日本の川内優輝だった。

Kawauchi_YukiFH-BostonMar18
前回大会優勝の川内優輝

誰もが彼の優勝を予想していなかったはずだ。 今年もまたボストンマラソンのレース展望をして、そこで誰が優勝するかを伝えることができないが、あなたがボストンマラソンを見ている時に少しでもレースをスマートに見るための情報はお伝えすることができる。

しかし核心に迫る前に、注意点がある。レース当日の天候が再び低体温症を招くような悪天候になってしまうことがあれば、ここに書くことはすべて忘れてほしい。昨年の天候も悪くなるとは知ってはいながらも、※ サラ・セラーズのような選手が女子2位でゴールすることなんて予想もできなかった。そして、警告はしたくないが今のところ月曜日の天気は雨の予報となっている。

(※)昨年のレース前の時点で自己記録が2:44:27だった選手。ボストンで2位に入り賞金800万円を獲得。日頃はアリゾナ州で看護師(麻酔科)として勤務。

CBSの天気予報士のテリー・エリアセンによると、 「日曜日の夜遅くに近づいてくるストームの形、進路、威力によって状況は変わる」ということらしい。

状況は変わるだろうか?もちろん。それでも、マラソンを走る選手にとってはなんとも惨めな天気になりそうだ。しかし、昨年と同じぐらいの最悪の天気までにはならないであろう。昨年は1970年代以来の遅い記録での優勝となった。今週末は天気に注目しよう。

【2019年ボストンマラソン:男子招待選手】

選手 国籍 自己記録 備考
ローレンス・チェロノ ケニア 2:04:06 (アムステルダム, 2018年) この4回のマラソンで4戦3勝、うちホノルル大会新、アムステルダム優勝を含む
シセイ・レマ エチオピア 2:04:08 (ドバイ, 2018年) ’18年にサブ2:05を2回達成した3人のうちの1人
レミ・ベルハヌ エチオピア 2:04:33 (ドバイ, 2016年) ’16年ボストン優勝、’18年ボストン途中棄権、’18年衡水 優勝 (中国)
ソロモン・デクシサ エチオピア 2:04:40 (アムステルダム, 2018年) ’18年ムンバイ優勝、’18年ハンブルク優勝、’18年アムステルダム優勝 (自己新)
レリサ・デシサ エチオピア 2:04:45 (ドバイ, 2013年) ’13年ボストン、’15年ボストン優勝、’18ニューヨークシティを2:05:59の好記録で優勝
ケネス・キプケモイ ケニア 2:05:44 (ロッテルダム, 2018年) ’18年ロッテルダム優勝、’18年シカゴ4位
フェリックス・カンディー ケニア 2:06:03 (ソウル, 2017年) ’18年ボストン途中棄権、18年トロント3位
ジョフリー・キルイ ケニア 2:06:27 (アムステルダム, 2016年) ’17年ボストン優勝、’18年ボストンは悪天候で終盤までリードするも2連覇目前で交わされる
フェスタス・タラム ケニア 2:06:13 (アイントホーフェン, 2017年) ’18年ニューヨークシティ8位
ウェスリー・コリル ケニア 2:06:13 (ソウル, 2012年) ’12年ボストン優勝、’16年ボストン4位以降目立った成績無し
フィレモン・ロノ ケニア 2:06:52 (トロント, 2017年) トロントを2回優勝、’18年ボストンの悪天候の犠牲者となった
井上大仁 日本 2:06:54 (東京, 2018年) 日本歴代5位、’18年アジア大会優勝
ベンソン・キプルト ケニア 2:07:11 (ソウル, 2018年) ’18年トロント優勝
ギルメイ・ゲブレスラシエ エリトリア 2:07:46 (ロンドン, 2016年) ’15年北京世界選手権金メダル、’18年ニューヨークシティ優勝、この2年でマラソンを完走していない
デイサン・リッツェインハイン アメリカ 2:07:47 (シカゴ,, 2012年) ’15年ボストン7位、そのレース以来マラソンを完走していない
川内優輝 日本 2:08:14 (ソウル, 2013年) 2連覇の可能性は低い
アブディ・アブディラマン アメリカ 2:08:56 (シカゴ, 2006年) 42歳、’18年ニューヨークシティ途中棄権
モハメド・レダ・エル・アラビー モロッコ 2:09:16 (シカゴ, 2018年) ’18年シカゴ11位
園田隼 日本 2:09:34 (別府大分, 2018年) ’18年アジア大会4位
スコット・オーバーオール イギリス 2:10:55 (ベルリン, 2011年) ’15年からサブ2:16を出していない
ジェフリー・エグルストン アメリカ 2:10:52 (ゴールドコースト, 2014年) ’14年ボストン8位、’14年からサブ2:14を出していない
ジャレード・ワード アメリカ 2:11:30 (リオオリンピック, 2016年) ’18年ニューヨークシティ6位 (アメリカ人最上位)
エルカナ・キベット アメリカ 2:11:31 (シカゴ, 2015年) ’18年ボストン8位、’18年シカゴ13位
ティモシー・リッチー アメリカ 2:11:56 (サクラメント, 2017年) ’17年全米マラソン選手権優勝、’18年ニューヨークシティ13位
シャドラック・ビウォット アメリカ 2:12:01 (ニューヨークシティ, 2016年) ’17年ボストン4位、’18年ボストン3位
スコット・ファウブル アメリカ 2:12:28 (ニューヨークシティ, 2018年) ’18年ニューヨークシティ7位
ブライアン・シュレーダー アメリカ 2:13:31 (サクラメント, 2018年) ’18年12月に全米マラソン選手権で初マラソン2:13

誰が優勝するのか?

メジャーマラソンのレビューをするときには、優勝予想にこれまでの統計を使用してきた。2013年以降、ワールドマラソンメジャーズ(WMM)で優勝した男子選手の98%(39 / 40人)は、世界大会でのメダルか、サブ2:08の自己記録を持っていた。しかし、この統計はボストンマラソンに関してはあまり参考にはならない。

① この基準を満たしていなかった選手、そして現在も満たしていない選手が昨年の優勝者。そう、川内優輝である。
② サブ2:08の選手が今回のレースで15人出場する。

優勝の可能性のある選手が多くいる。我々はこの15人の選手 + 川内優輝について考察した。そして優勝の可能性の高いと考えられる順にランク付けを行った。

以下に、5つのカテゴリーに分けて考察した。

14〜16位が入賞候補その1
9~13位が入賞候補その2
8位が“大穴”
4~7位が表彰台候補
1〜3位が優勝候補

である。

ページ【1】【】【▶︎

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中