東京マラソン2019:エチオピアのビルハヌ・レゲセ(2:04:48)とルティ・アガ(2:20:40)が悪天候にもかかわらず好記録でマラソン初優勝

理想のグラウンドコンディションからかけ離れた日に、2人のエチオピア人選手がそれぞれ好記録でマラソン初優勝を果たした。男子のレースは31kmから独走し、2位に2分差をつけたビルハヌ・レゲセが2:04:48で優勝。女子のレースはこの3回のマラソン(全てWMM)でいずれも2位に敗れていたルティ・アガが2位に21秒差をつける2:20:40で優勝した。

【男子レース】

今日の天気は高速レースの理想からはかけ離れたものであったが(実際にレースの大半で雨が降り、昨年のボストンの天候よりも少しだけマシな気象条件:スタート時5.7℃、風は穏やか)、男女のレースともに速いペースでレースは始まった。

男子レースでは、日本人選手3人を含む10人の先頭集団(8人の選手、2人のペーサー)が中間点を62:02〜62:05で通過した。後続には2:07:00ペースで走る29人を含む、46人もの選手がサブテンペースで中間点を通過した。

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結局、この悪天候はビルハヌ・レゲセというたった1人の勝者に味方し、その他の選手たちを苦しめサブ2:08はレゲセビダン・カロキとの2人だけ、サブテンは上位4位まで、日本人選手のサブテンはゼロという結果になった。このレースまでに合計98人の日本人選手がサブテンを達成しており、100人目のサブテンランナーの誕生は来週以降にお預けとなった。前回の東京マラソンでは、9人の日本人選手を含む14位までの選手がサブテンを達成していた。

中間点を10人(選手8人、ペーサー2人)で通過した後は、前回王者のチュンバが30kmで離れるまでは、レゲセカロキはともに先頭集団を形成していたが、31kmでカロキが離れてからはレゲセの独走となった。それからの唯一の見所は、レゲセウィルソン・キプサングの2017年大会の大会記録(2:03:58)を破れるかどうかだった。レゲセは35kmを2:04:06ペースで通過し、その後ペースを落としたものの日本でのレースで歴代2番目の記録となるサブ2:05でレースを締めくくった。

レゲセカロキの後ろでは、ほとんどの選手が前半のツケを払うこととなった。先頭集団に付いていった3人の日本人選手はいずれも苦渋を舐めた。日本記録保持者の大迫傑は30kmを前に途中棄権、2:08:16の記録を持つ中村匠吾は前半62:04 – 後半72:48の2:14:52で15位、2:08:48のの記録を持つ佐藤悠基は前半62:04 – 後半73:03の2:15:07で16位に終わった。

日本人トップは中央大の堀尾謙介で、序盤から第2集団でレースを進めた。中間点を63:27で通過した第2集団の選手も後半は苦しみ、堀尾は前半63:27 – 後半66:54の2:10:21で5位に入った。堀尾はマラソンの日本学生記録と初マラソン日本最高記録を持つ藤原正和監督に指導されている。堀尾に続いた今井正人藤川拓也神野大地の計4選手がMGCの出場権を獲得した。

【女子レース】

女子レースでは、ペーサーがペースを作り69:44で中間点を通過、そこからペースが少し遅くなっていった。30km(1:39:39で通過=2:20:10ペース)と35km(1:56:43で通過=2:20:43ペース)では先頭集団を6人で形成していたが、最後の7.2kmはWMMで4レース連続で2位になりたくなかったアガのレースとなった。彼女はペースを少しだけ上げて40km(2:13:21で通過=2:20:41ペース)で後続から8秒のリードを奪いそのまま逃げ切った。

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エチオピアのヘレン・トラ(2:21:01)からシュレ・デミセ(2:21:05)、そしてケニアのフローレンス・キプラガト(2:21:50)はそれぞれ2、3、4位に入り、21歳の一山麻緒は初マラソンを2:24:33の6位で飾ったが、2:24:00を切れずMGCの切符はつかめなかった。

2人の実力者がマラソン初勝利をWMMで飾った

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レゲセが彼の最初の2回のマラソンで6位よりも上位で入ったことはなく、彼は勝利の女神から見放されていた。しかしながら、彼は昨年のドバイで初マラソンながら2:04:15で走り、世界のメジャーハーフマラソンを2回(2015年ニューデリーハーフ、2016年RAKハーフ)勝っていることから今回の優勝候補ではあった。

アガに関しては、この3回のWMMのレースでともに2位だったことに加えて、女子マラソン世界歴代8位(2:18:34)の記録を持っている。 彼女がこれまでマラソンで優勝したことがないという事実 – WMMはもちろんのこと – 2019年の世界の女子マラソンがこれまで以上にレベルの高いものであるということの証明であり、彼女がその競争に勝ち抜いたことを意味する。今日まで、31人の女子マラソンでのサブ2:20達成者の中でアガが唯一マラソンでの優勝経験がなかった。

 

レッツラン記事

http://www.letsrun.com/news/2019/03/ethiopians-birhanu-legese-20448-and-ruti-aga-22040-ignore-poor-weather-and-win-first-marathons-of-their-careers-in-tokyo/

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