4. ロザ・デレジェ • エチオピア • 21歳
Embed from Getty Images2018年マラソン成績: ドバイ優勝(2:19:17 大会新), シカゴ2位(2:21:18)
デレジェの今シーズンベストの2:19:17は今シーズンで世界7位の記録になる。高速コースであるドバイマラソンで出した記録で、その後他のレースで同じような記録を出せなくなる選手が多いのだが、2:19:17で彼女が走ったのは事実である。しかも、史上初4人の選手が2:20を切ったというレースで出したタイムだ(かつ史上初6人の選手が2:21を切ったレースでもある)。彼女がドバイで勝った選手はみんな力ある選手ばかりであったし、シカゴマラソンで2:21の2位に入ったことで、ドバイでの走りがまぐれではなかったことを証明した。
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5. メアリー・ケイタニー • ケニア • 36歳
Embed from Getty Images2018年マラソン成績: ロンドン5位(2:24:27), ニューヨーク優勝(2:22:48)
ケイタニーは2018年にとんでもないスプリットを刻んだ選手として表彰される資格がある。
2018年ロンドン: 67:16 / 77:11
2018年ニューヨークシティ: 75:50 / 66:58
これらのレースのうち1つは、他の選手よりもケイタニーのほうがうまく走った。 ロンドンマラソンでは、勇敢にも(愚かにも?)信じられないペースで走り、破られそうにないラドクリフの世界記録を狙って走ったが、その代償は大きかった。ニューヨークシティマラソンでは、ケイタニーは辛抱強い走りを見せていた。ロンドンマラソンでの失敗から、ケイタニーは同じ過ちを犯すつもりではなかったはずであるが、ロンドンマラソンの前半よりも速いペースでニューヨークシティの後半を走ったのだ。
NYCを2:26:44の4位に入ったモリー・ハドルは、ヒューストンハーフで67:25の全米新記録を出した。だから、ケイタニーがNYCでそれより27秒速い66:58で後半を走ったのを見たとき(女子ハーフマラソンの後半の最高記録)、ライバル選手たちは為す術もないなかった。
「信じられない。後半の走りとはとても思えない。すごすぎる」
ハドルはそう話した。
「人間ができることなのかしら」
と、前回のニューヨークシティマラソンを制したシャレーン・フラナガンは話した。
NYC、ボストン、ロンドンマラソンの前回王者を抑えて優勝したケイタニーは、2018年2回マラソンを走り、ロンドンマラソンの結果も考慮しなければならない。ロンドンマラソンでは、チェリヨット、コスゲイ、チェロノに負けたので、彼女たちよりも低いランキングになっている。ケイタニーはキプチョゲのように安定した成績を毎回残すわけではないが、ベストコンディションの彼女はレースを支配する力を持っている。
6. ルティ・アガ • エチオピア • 24歳
2018年マラソン成績: 東京2位(2:21:19), ベルリン2位(2:18:34)
7. ルース・チェプゲティチ • ケニア • 24歳
2018年マラソン成績: パリ2位(2:22:59), イスタンブール優勝(2:18:35 大会新)
8. タデレッチ・ベケレ • エチオピア • 27歳
2018年マラソン成績: ロンドン3位(2:21:40), アムステルダム優勝(2:23:14)
9. メスケレム・アセファ • エチオピア • 24歳
2018年マラソン成績: 香港2位(2:29:42), 名古屋ウイメンズ優勝(2:21:45), フランクフルト優勝(2:20:36)
2018年マラソン成績: 東京優勝(2:19:51),シカゴ優勝
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