2018年レッツラン世界ランキングTOP10【マラソン】

5. レウル・ゲブルセラシエ • エチオピア • 25歳

2018年マラソン成績: ドバイ2位(2:04:02), バレンシア優勝(2:04:31 大会新)

ゲブルセラシエは2018年に2:05を2度切った3人のうちの1人である。2位だったドバイマラソンとバレンシアでの優勝(大会記録)での記録である。この2レースの平均記録は2:04:16、キプチョゲに次ぐ2戦平均の好記録である。ゲブルセラシエは、高速コースの大会で記録を出しているが、それでも、2:04の記録は2:04である。LRCの友人デイビッド・グラハムによると、ナイキヴェイパーフライ4%を履いていないアディダス契約選手として、トップの選手である。

 

6. レリサ・デシサ • エチオピア • 28歳

2018年マラソン成績: ボストン途中棄権, ニューヨーク優勝(2:05:59)

 

7. ケネス・キプケモイ • ケニア • 34歳

2018年マラソン成績: ロッテルダム優勝(2:05:44), シカゴ4位(2:05:57)

 

8. シセイ・レマ • エチオピア • 28歳

2018年マラソン成績: ドバイ5位(2:04:08), プラハ2位(2:07:02), リュブリャナ優勝(2:04:58 大会新)

 

9. ローレンス・チェロノ • ケニア • 30歳

2018年マラソン成績: ロンドン7位(2:09:25), アムステルダム優勝(2:04:06 大会新)

 

10. タミラト・トラ • エチオピア • 27歳

2018年マラソン成績: ドバイ3位(2:04:06), ボストン途中棄権, ニューヨーク4位(2:08:30)

女子マラソン

1. ヴィヴィアン・チェリヨット • ケニア • 35歳 

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2018年マラソン成績: ロンドン優勝(2:18:31), ニューヨーク2位(2:26:02)

2018年は6人の女子選手が2:19を切った。2018年以前には5人しかその記録を出していなかったことを考えれば、素晴らしい1年であった。しかし、ランキング1位になれるのは1人だけである(ニューヨークシティマラソンを圧勝したメアリー・ケイタニーを1位に選ぶ人もいるかもしれないが、今年彼女は2:19を切っていない)。ランキングを決める者を悩ますことに、2018年に2:19を切った選手はみんな、少なくとも1度は負けている。

我々はヴィヴィアン・チェリヨットを1位に選んだ。彼女はロンドンマラソンで2位に1:42差をつけて優勝し、ニューヨークシティマラソンではケイタニーの後ろで2位に入った。2018年のWMMにおいて1位と2位に入った選手は、他にブリジッド・コスゲイしかいない(ロンドンマラソン2:20:13で2位、シカゴマラソン2:18:35で優勝)が、チェリヨットの今シーズンベストの方が4秒速く、もっと重要なことは、コスゲイとの直接対決となったロンドンマラソンではコスゲイを破っている。

チェリヨットがランキング1位となることについてはもちろん批判があるだろう。彼女はニューヨークシティでケイタニーに負けているからだ。しかも、チェリヨットケイタニーに3:14も差をつけられて負けている。ケイタニーは後半を66:58という異次元の走りを見せた。しかしロンドンマラソンでは、チェリヨットは約2倍のタイム差(7:32)をつけてケイタニーに勝っている。ニューヨークシティでのケイタニーの走りは圧倒的でチェリヨットは負けてしまったが、ロンドンでは素晴らしい成績を残したし、WMMレースのチャンピオンであるシャレーン・フラナガンディジ・リンデンを破る好走をした。チェリヨットが我々の1位に選ばれるのも納得のいく結果を残していると言える。

もう1点述べておくべきことは、我々は結果を評価しているということだ。もしケイタニー(前半67:16)とティルネッシュ・ディババ(67:39)が気温が高かかったロンドンマラソンで、ポーラ・ラドクリフの世界記録を狙わなければ、チェリヨットではなく彼女らどちらかが優勝していた可能性は十分にある。ケイタニーの調子はすごく良く、レース当日はチェリヨットよりも良かったのではないかと思う。しかし、我々は結果を重要視する。勝ったのはチェリヨットで、ケイタニーは2:24:27で5位だったのだ。

チェリヨットにとって2018年はマラソン選手として飛躍の年となった。2017年のロンドンマラソンは彼女にとってほろ苦いマラソンデビュー戦となった。ケイタニーが2:17:01で優勝したこのレースで、チェリヨットは67:54 / 75:56という走りをした。昨年の秋にはフランクフルトマラソンで2:23を出して復活したが、メジャーマラソンでも同じ走りができるのかは未知数だった。しかし、その答えはYesだった。ケニアはオリンピック選考のプロセスに悪い評判があるが、彼女はトラックでのオリンピック5000m金メダリストである。2020年東京オリンピックはマラソンケニア代表として優勝候補になるだろう。

チェリヨット関連記事:2018ロンドンマラソン:男子はキプチョゲが2:04:17で優勝、女子はチェリヨットが世界歴代4位の2:18:31で優勝

 

2. ブリジット・コスゲイ • ケニア • 24歳

2018年マラソン成績: ロンドン2位(2:20:13), シカゴ優勝(2:18:35)

昨年のシカゴマラソンで優勝し、2016年と2017年とホノルルマラソンでも優勝(大会記録を5分以上更新しての優勝)、コスゲイは2018年ブレイクを期待されていた。そして、彼女は期待通りマラソンでブレイクを果たした。ロンドンマラソンでは自己新の2:20:13で2位に入り、シカゴマラソンではその自己記録を更新する2:18:35で優勝した。ケニアのマラソンスター選手たちの年齢が上がってきているなか(チェリヨットとベルリンマラソン 優勝のグラディス・チェロノが35歳、ケイタニーは2019年1月に37歳になり、エドナ・キプラガトは39歳、大晦日に10kmロードレースを29:54で走ったコスゲイは、今後ケニアのマラソン界の顔となっていくだろう。

 

3. グラディス・チェロノ • ケニア • 35歳

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2018年マラソン成績: ロンドン4位(2:24:10), ベルリン優勝(2:18:11 大会新)

ベルリンマラソンでのチェロノの走りは、2018年もっとも印象深いレースの1つだった(ロンドンマラソンでのチェリヨットの2:18:31も、ニューヨークシティマラソンでのケイタニーの3分差をつけての優勝は、比べれば記録こそ遅かったものの、それに勝る走りだったと言える)。チェロノは今シーズン世界最高記録となった2:18:11で走り、13年前の野口みずきの大会記録を1分以上短縮した。同時にチェロノの記録は世界歴代4位にもなり、ラドクリフケイタニー、ディババに次ぐ順位に位置つけた。彼女が我々のランキングで1位ではないということは、2018年には素晴らしい選手が多くいたということを表している。

しかし、我々のランキングで1位となったヴィヴィアン・チェリヨットと2位のブリジッド・コスゲイとロンドンマラソンで対決し、チェロノは4位に終わっている。チェリヨット、コスゲイ、チェロノは、ケイタニーディババの異常なペースについていこうとはせず、後半チェリヨットコスゲイチェロノをかわすと、チェリヨットはイーブンペースを保ち(後半69:35)2:18:31でフィニッシュ。コスゲイはペースを少し落とし(71:17)2:20:13でゴール。チェロノは後半苦戦し(75:14)、2:24:10でゴールした。この3人がメジャーマラソンで優勝していることと考えれば、我々のランキングでもロンドンの順位と同じ順位をつけた。つまり、チェリヨット、コスゲイ、チェロノの順である。

チェロノ関連記事:数字で見るエリウド・キプチョゲの快挙、偉大なるグラディス・チェロノ、長距離に転向するシファン・ハッサン

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