世界のメジャーハーフマラソン14撰

世界のメジャーハーフマラソン14撰ENDAより)

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近年ハーフマラソンの人気が上がってきており、グレートノースランは50,000人の参加者を誇る大会である。現在、マラソンにおけるアボットワールドマラソンメジャーズのような大会は、ハーフマラソンにはない。選考基準として出場者数が多い大会、高速コースであること、レベルの高い選手(東アフリカ勢を中心とした)の出場が多い大会などをもとに世界トップの14大会を選出した。

(※ 世界のメジャーマラソン13撰はコチラ

 

① RAKハーフマラソン

アラブ首長国連邦(UAE)のラス・アル=ハイマ(RAK = Ras Al – Khaimah)で2月に開催される大会。毎年、世界からレベルの高い選手が集まり、現在世界でも1番レベルが高いハーフマラソンといえる。出場者は5,000人に限られることからも、一般参加者のレベルも高い。フラットな高速コースで、過去には世界記録も生まれているレースである。

2007年にはサムエル・ワンジル(ケニア)が58:53、2011年にはペレス・ジェプチルチル(ケニア)が1:05:06の世界記録を出している。大会記録は、ビダン・カロキ(ケニア)の58:42、女子はファンシー・チェムタイ(ケニア)の1:04:53(世界歴代2位)である。

(※ レッツランジャパン記事:2018年RAKハーフ

 

② グレートノースラン

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毎年9月に開催され50,000人の参加者を誇る、世界でもトップクラスの大規模なハーフマラソンである。2005年大会では4人の出場選手が異常に高い気温の影響で亡くなっている。2014 〜 17年の4年間では、イギリスのオリンピックメダリストであるモハメド・ファラーが4連覇しており、メアリー・ケイタニーは2014, 15, 17年と優勝している。

下り勾配のコースのため、この大会での記録は非公認記録となる。男女ともにケニア人選手が大会記録を持っており、マーティン・マサシの58:56、メアリー・ケイタニーの1:05:39が大会記録である。

 

③ デリーハーフマラソン

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インドのデリーで秋または冬に開催されている。多くの参加者を誇るデリーハーフマラソンであるが、近年は大気汚染に悩まされている。実際に2017年大会を中止するよう要請する専門家もいたが、結局は実施されている。賞金が高いことから世界中から有力な選手が集まり、フラットな高速コースであることからも自己記録を狙いやすい大会である。大会記録は、グエ・アドラ(エチオピア)の59:06、女子はツェハイ・ゲメチュ(エチオピア)の1:06:50である。

 

④ バレンシアハーフマラソン

スペインのバレンシアで10月に開催されている。1991 〜 2005年の間は20kmの大会であったが、2006年からハーフマラソンに距離を伸ばし、それ以降に出場者数を増やしてIAAFゴールドラベルの大会となった。大会記録は、男子はアブラハム・キプタム(ケニア)の58:18(世界記録)、女子はケニアのジョイシリン・ジェプコスゲイ(ケニア)の1:04:51(世界記録)と男女ともに世界記録を樹立した。

(※ レッツランジャパン記事:2017年バレンシアハーフ

 

⑤ ニューヨークシティハーフマラソン

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11月に開催されるニューヨークシティマラソンと同じ、ニューヨーク・ロードランナーズ(NYRR)が開催する3月上旬に開催される大会。セントラルパークやタイムズスクエアを通過し、ゴールはマンハッタンのウォールストリートである。

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1番記憶に残っている大会は、2014年のジョフリー・ムタイ(ケニア)とモー・ファラー(イギリス)が対決した大会であり、この時ファラーは2度ムタイに突き放されている。2006年以降ケニア人選手が男女ともに優勝を独占しているが、大会記録はハイレ・ゲブレセラシエ(エチオピア)の59:24、女子はモリー・ハドル(アメリカ)の1:07:41である。

 

⑥ ローマハーフマラソン

1974 〜 1986年の間、この大会は27 〜 30kmという毎回違った距離の大会であったが、1987年からハーフマラソンになり3月に開催されている。下り勾配の片道コースのため、この大会での記録は非公認記録となる。大会記録は、ソロモン・イェゴ(ケニア)の58:44と、女子はフローレンス・キプラガト(ケニア)の1:06:38である。

 

⑦ ヒューストンハーフマラソン

毎年1月にテキサス州ヒューストンで開催される。1972年から開催されており、フラットな高速コースである。雑誌のアルティメットガイドトゥマラソンでは冬に行われるハーフマラソンで1番の高速レースとして紹介されている。このハーフマラソン14撰のなかで唯一、他の種目も同時開催されている大会で、ヒューストンマラソン(42.195km)が同日に開催される。この2つのレース合計で毎年25,000人のランナーが参加している。

2018 Houston Marathon Weekend
©︎2018 Photo Run

今年はモリー・ハドル(アメリカ)が女子ハーフマラソンの全米新記録となる1:07:25で走り、男子はジェイク・ロバートソン(ニュージーランド)が1:00:01で優勝した。

(※ レッツランジャパン記事:2018年ヒューストンハーフマラソン男子女子

 

⑧ リスボンハーフマラソン

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ポルトガルの首都であるリスボンで3月に開催されるフラットな高速コースが特徴。この大会において15回以上、男子の優勝記録が1:00:00を切っている。ゼルセナイ・タデッセ(エリトリア)のハーフマラソンの世界記録(58:23)は2010年にこのリスボンハーフで達成された。

このレースで世界記録を達成すると€50,000 = 643万円のボーナスが支給されるので、毎年リスボンには世界の実力揃いのメンバーが集結する。大会記録はゼルセナイ・タデッセ(エリトリア)の58:23(世界歴代2位)と、女子はスーサン・チェプケメイ(ケニア)の1:05:44である。

 

⑨ プラハハーフマラソン

リスボンハーフ同様に春にチェコのプラハで開催されるフラットな高速コースが特徴の大会。このハーフマラソン14撰の他の大会とは違って総出場者数が少ないが、かなりの高速コースなのでこの14撰に選出した。ジョイシリン・ジェプコスゲイ(ケニア)がここで世界新記録の1:04:52を樹立したが、数ヶ月後のバレンシアハーフでその記録をさらに上回った。男子の大会記録はアセドュ・ツェガエ(エチオピア)の58:47である。

 

⑩ コペンハーゲンハーフマラソン

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デンマークのコペンハーゲンでの2014年の世界ハーフマラソン選手権の開催の成功をもとに、この大会は2015年に新設された(2015年はビダン・カロキが59:14で優勝)。世界ハーフマラソン選手権のコースから若干のコース変更を加えているが、これまでの4年の男子の優勝記録は全て※ 59:20を切っていることから、自己記録を更新するには最適のコースといえるだろう。

(※ 2015年:59:14、2016年:59:07、2017年:58:40、2018年:59:06)

大会記録はアブラハム・チェロベン(バーレーン)の58:40で、女子はシファン・ハッサン(オランダ)の1:05:15である。

 

11 ベルリンハーフマラソン

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毎年30,000人を越える参加者を誇り、ベルリンマラソンと同じくSCCが開催しているドイツで唯一の大規模なハーフマラソンである。多くの世界トップクラスのロードランナーを魅了している大会であり、大会記録はエリック・キプタヌイ(ケニア)の58:42、女子はエディス・マサイ(ケニア)の1:07:16である。

 

12 カーディフハーフマラソン

10月にイギリスのカーディフで開催される2003年に初めて開催された大会。2012年までにこの大会は人気の大会となり20,000人のランナーが参加するまでに成長を遂げた。フラットな高速コースには世界トップクラスの選手が集結する。2017年にジョン・ロティアング(ケニア)が1:00:42、女子はエディス・チェリモ(ケニア) が1:05:52でそれぞれ大会記録を樹立した。

 

13 ブルックリンハーフマラソン

毎年5月に開催されるブルックリンハーフはアメリカで1番大規模なハーフマラソンである。人気がある大会なので多くのランナーによるエントリー合戦が行われている。実際には昨年のオンラインのエントリーは26分で定員に埋まってしまった!

(※ 日本ではすぐに定員になるマラソン大会も多いが、ブルックリンハーフは、“ハーフマラソン”でこれほどの人気を誇り、2018年大会では合計25,346人 = 男子12,995人 + 女子12,351人ものランナーが完走。その枠が先着順で26分で埋まるのは驚異的である)

ブルックリン美術館からコニーアイランドのボードウォークまでを走るコースである。エチオピア勢が大会記録を男女ともに持っており、男子はギルマ・ベケレの1:04:56、女子はアヤントゥ・ダケボの1:12:33である。

 

14 揚州国際ハーフマラソン

4月に中国の揚州で開催される揚州・鑑真国際ハーフは片道コースの大会。2006年に開催されて以来、毎年規模を拡大してゆき30,000人を越える参加者を誇る。IAAFシルバーラベルを獲得して以来、エリートランナーから市民ランナーまで多くのランナーが参加している。

参加者は中国人選手が圧倒的に多いなかで、東アフリカの招待選手が上位を独占している。大会記録はモジネット・ゲレメウ(エチオピア)の59:52(中国でのハーフマラソン最高記録)、女子はペレス・ジェプチルチル(ケニア)の1:07:21である。

 

※記録は2018年11月現在のもの

 

 

 

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世界のメジャーハーフマラソン14撰」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 世界のメジャーマラソン13撰(WMM6大会 + 7大会) – LetsRun.com Japan

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