川内優輝 31年ぶりの日本人選手のボストンマラソン優勝:厳しい気象条件で放った4度の下り坂でのスパート “マラソンは何が起こるかわからない”

記者会見での川内優輝のコメント

Q. 今大会の悪いコンディションでのレースはどうたったか?

A. 私は寒いコンディションがすごく得意で、1月のマーシュフィールドマラソン(-13~17℃)でも、あの時は寒すぎましたけど…、そういった環境の中でも走れたので、今日はすごくチャンスがあると思っていました。

もし、今日のような厳しいコンディションでなければ、今日この場(優勝者としての記者会見)にはいなかったと思うので、厳しいコンディションであったからこそ優勝できました

 

Q. レースが始まってすぐのスタートダッシュは作戦だったのか?

A. 今日は寒かったのでスローペースになってしまうと、誰が勝つとわからなくなると嫌だったので、早い段階で集団を絞りたいと思っていて最初飛び出しました。

 

Q. あなたは多くの市民ランナーと同じようにフルタイムで働いているがどんな仕事をしているのか。そのなかでなぜ走るのか?

A. 仕事は高校で事務職の仕事をやっています。(その例として)今年、その高校が創立100周年の式典の準備で記念誌を作ったりといういうような仕事をやっています。

私がレースが大好きということで、私が走っている意味というのは“世界中の色んなレースを走りたい”というのが1つ目で、もう1つは、1人だと練習時にレースペースで追い込むことが難しいので、“レースを使ってしっかりと40kmを走る”、その2つが私が走る主な理由です。

 

Q. 1987年以来の日本人のボストンマラソンの優勝、2001年以来のアジア人のボストンマラソン優勝。表彰のときに日本の国旗が上がったのを見てどう思ったか?

A. 日本人(瀬古利彦さん)が最後に優勝した1987年というのは自分が生まれた年なので、そういった意味ですごく運命を感じています。アジア人としても久々の優勝ということで、最近のアジア人選手が中東の選手(バーレーンなどの帰化選手)を除いて、あまり元気がないと言われている中で、こうした結果が残せたことはすごく嬉しいです。

日本の国旗は、仁川アジア大会で3位になったときの表彰台などのときにも見てきているのですが、そのときは優勝ではなかったので、今回は優勝してトップで“国歌も流れて国旗が上がる”という場面を見れたことは本当に感激しました。もともと2011年の大邱世界選手権のときにマラソンの団体銀メダルを獲ったときに日本の国旗が上がるのを見て、素晴らしい国旗だな、と感じたその時のことを思い出しました。

 

Q. スタートからスタートダッシュを決めて、追いつかれて、またスパートをして、追いつかれて、それは作戦だったのか?

A. スタートを飛びしたのは、いくつかのレースプランのうちの1つとして考えていて、それを実際に行いましたが、途中以降のペースアップは自分の感覚で、“今日は自分のベストコンディション(悪天候)だから絶対に強気でいれば絶対に結果はついてくる”、それだけを信じて、とにかく積極的に強気にいきました。

 

Q. 25kmの下り坂でスパートをして差を広げ、そこからキルイが追いつきその後キルイがスパート。その後ろの2位集団で走りながら、どのようにして最後の勝負を制したのか?

A. ※27kmあたりで“ラップが集団から離れた”という話をおそらくケニアの選手がキルイ選手にしていて、その後に突然キルイ選手がスパートをかけたので、それを追いかけることはできなかったんですが、キルイ選手に声を掛けた選手と集団で走っているうちに、“このリズムならなんとかいけるな”と思って、途中から前に出たら1人脱落したので、このままおしていけば“必ず表彰台にあがれる”と思って走っていたら、キルイ選手が前に見えてきた、という状況でした。

(※本人は“25km”と話したが、25kmのときにはラップはまだ集団に残っており、川内が先に仕掛けた。実際にキルイがその話を聞いて、スパートをかけたのは27km前後)

 

Q. ボストンマラソン優勝。今、何を思いますか?

A. 今日は誰一人、私が優勝すると思っていた人はいないと思うので、“マラソンは何が起こるかわからない”ということを証明できたレースだと思います。

 

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