43歳のバーナード・ラガト、全米代表として世界ハーフマラソン選手権への出場を楽しみにしている

At Age 43, Bernard Lagat Is Thrilled To Be Representing The USA Once Again At A World Championships by David Monti

(バレンシアでの世界ハーフマラソン選手権の前日会見の模様)

3月23日バレンシア ― 去年の12月に43歳になったバーナード・ラガトは、過去にオリンピックで2度のメダルを獲得しているが、まさかこの歳で全米代表としてIAAFの主催する世界選手権に出場するなんて思ってもいなかった。2001年にIAAFによる陸上の世界選手権が始まって以降、ラガトは室内競技と屋内競技を含めて、11回の世界選手権に出場してきた。そして、室内では3度優勝、屋外では2度の優勝経験がある。彼は今でも現役の選手であり「伝説」と呼ばれる域に達している。

ラガトの誕生日からおよそ1か月後、アリゾナ州ツーソンからやってきたラガトはアルムコヒューストンハーフマラソンのスタートラインに立っていた。ハーフマラソンは、ラガトがそれまでに2回しか走ったことがない距離である。異常に気温の低いテキサスの冬の日、ラガトはハイペースからの落ち込みを最小限に食い止め、自己記録更新と全米マスターズ記録を更新する、1:02:00の15位でフィニッシュ。この記録が、彼自身12回目の世界選手権代表に彼を導くとは思ってもいなかった。かつ、初めてのロード選手としてだ。

「驚きだったよ」

バレンシア中心街の広大な公園であるトゥリアガーデンの今大会のフィニッシュ地点で行われた記者会見の場で、ラガトは報道陣にそう語った。

「自分にとっては、もはや事件のようなものだった。ヒューストンでたくさんの選手に“全米代表を狙ってるのか?”って聞かれたけど、僕はこうみんなに答えたんだ。“強い選手ばかり走るんだ。自分はただ自己記録更新を狙って走るだけだよ”ってね」

全米陸上競技会の選考基準において、実はラガトの記録は上位から6番目であった(全米代表は男女各5名選出される)。しかし、彼より上位にいた選手(クリスト・ランドリーハロン・ラガト)が代表になれなかったため、ラガトが繰り上げで4番目の選手になったのだった。

「(ロードに転向してから)世界選手権を走ることは、考えてもいなかったよ」

そうラガトは明かした。

「でも、自分の記録が全米で4番目になり、わおって感じだった。全米代表への招待を受けて、自分はそれを受け入れた。ここに来れたことがすごく嬉しいよ」

今大会の出場選手の中で2番目に年長の選手となるラガトは(最年長は、ラガトより7か月前に誕生日を迎えた43歳のジブラルタルのマウリス・トゥルノックである)“まだハーフマラソンという距離を楽しんで走ったことはない。明日のレースも厳しいものになるだろう”と明かした。

「2マイル(3km過ぎ)からもう苦しいよ。2マイルを過ぎるとキツくなり始める。1マイルまではまだ大丈夫なんだ。1マイル4:32ペース(1km2:49ペース)で走る選手たちについていける。1マイルの自己記録は3:47だからね。それまでは自慢できる。そして、中間地点に近づくにつれてさらに苦しくなる。走り続けるうちに、みんなに置いていかれるのに気づくんだ。後は自分との闘いになる」

コンディションが良ければ、ラガトは自己記録更新も狙えるだろう。しかし、ハイレ・ゲブレセラシエの40歳以上の世界記録61:09を更新するのは難しいことだとラガトは語った。

「それは難しいと思う」

しかしそれでも、ラガトはできるところまで攻めの姿勢で挑む。それがラガトという選手である。

「自分にとっては大きな挑戦となるけど、自分の中には競争心が備わっている。全力を出し切り出来る限りのベストを救したい。明日のレースを見ていてほしい」

 

※レッツランの追記

我々はさらにラガトに話を伺う機会があり、ハイレ・ゲブレセラシエの61:09というマスターズ記録を更新することが本当に明日の目標なのかについて聞いてみた。

「62:00という自己記録から51秒縮めるのは、簡単なことじゃない。記録のことを考えすぎるよりは、スマートにそして強く走ることに集中するつもりだ。レース当日の雰囲気に飲み込まれないようにする。自分の位置をしっかり把握してペースも理解しながら走る。スタート直後からペースが速すぎるようであれば、自分のペースを守りしっかりゴールすることだ」

 

レッツラン記事

http://www.letsrun.com/news/2018/03/age-43-bernard-lagat-thrilled-representing-usa-world-championships/

関連記事:2018世界ハーフマラソン選手権展望:ジョフリー・カムウォロルがバレンシアハーフ3勝を誇るアブラハム・チェロベンらを相手に世界ハーフ3連覇を目指す

 

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