3人のレジェンドが、4月22日のロンドンマラソンで直接対決。ヴァージンマネー・ロンドンマラソンのプレスリリースで、ケネニサ・ベケレの出場が発表された。
(※以下、プレスリリース)
本日(1/21)、エチオピアのレジェンド、ケネニサ・ベケレが4月22日開催のロンドンマラソン出場を決め、モー・ファラーとエリウド・キプチョゲと共にスタートラインに立つことが正式に決定した。
この3人は合計で、8つのオリンピックでの金メダルと12個の世界選手権での金メダルと獲得している。
©2017 SushiMan Photography
34歳のファラーが一番多くのメダルを獲得しており、4つのオリンピックでの金メダルと6つの世界選手権での金メダルを、5000mと10000mで獲得した。一方、35歳のベケレは、5000m(12:37:35)と10000m(26:17:53)の世界記録保持者であり、男子マラソン世界歴代2位の記録(2:03:03)を持つ。これまで、3つのオリンピックでの金メダルと5つの世界選手権での金メダルを獲得してきた。
©2017 Steffen Hartz
しかし、マラソンにおいてのキャリアで群を抜いているのは、33歳のキプチョゲである。ロンドンマラソンで過去2回の優勝経験をもつケニアのキプチョゲは、現在、世界のマラソンで一番強くで速い選手として広く知られている。非公認記録ではあるが、2:00:25(Nike Breking2)でマラソンの距離を走り、リオオリンピックではマラソンで金メダルを獲得している。
ロンドンマラソンのイベントディレクターであるヒュー・ブラッシャー氏は次のように述べている。
「実に優勝争いが面白いレースになるだろう。モー・ファラー、エリウド・キプチョゲ、ケネニサ・ベケレ、3選手全員がGOAT(the greatest of all time)の勲章を獲りに全力で挑んでくるだろう。4月22日のロンドンマラソンで、マラソンとしては初めてこの3人の直接対決が実現する」
Embed from Getty Imagesベケレは、過去に2度ロンドンマラソンを走っている。90%の調子だったという2016年は3位(2:06:36)、そして2017年は2:05:57で2位、ダニエル・ワンジルに優勝をさらわれた。
「3年連続ロンドンを走ることができて、とても嬉しい。去年よりは順位を上げたいと考えている、それは優勝だ。ロンドンマラソンには世界から最高の選手が集まってくるから、そんなに簡単なことではないことは承知している」
ベケレはこう語った。
「モー・ファラーとエリウド・キプチョゲをはじめ、世界の強豪選手と一緒に走れることは、本当に光栄なことだ。4月のロンドンマラソンを完全な状態で走れるように、ずっと厳しいトレーニングをしてきている」
2018年ヴァージンマネー・ロンドンマラソンは、アボット・ワールドマラソンメジャーズ11シリーズ(Abbott World marathon Majors XI、2017年〜18シーズン)の最終戦の場でもある。11シリーズは、去年のロンドンマラソンから始まり、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク、東京、ボストン、そして2017年のロンドン世界選手権マラソンが含まれている。
キプチョゲは、昨年9月のベルリンマラソンで優勝したことにより、11シリーズのトップ選手の一人となっている。他には、2017年ロンドンマラソン優勝のダニエル・ワンジル、2017年シカゴマラソン優勝のゲーレン・ラップ、ニューヨークシティマラソン優勝のジョフリー・カムウォロル、そしてロンドン世界選手権マラソン優勝のジョフリー・キルイがいる。
ベケレは現在、アボット・ワールドマラソンメジャーズ・11シリーズの8位にランクインしているが、ヴァージンマネーロンドンマラソン・エリートウィーク(1月21日〜25日)で一番最初に出場が発表された選手である。
1月25日までで、毎日男子と女子、車いす選手のエリート選手の発表を、SNS上で行い、25日木曜日(現地時間18:30)からエリート部門全出場選手についてのディスカッションをFacebookでライブ配信する予定だ。
ロンドンマラソンのFacebook、Twitter、Instagramのフォローをして、出場選手の発表を逃さないように。