1月12日に発売されました、月刊陸上競技2月号におきまして、70〜73ページのカラー4ページのところにソンドレ・モーエン選手(ノルウェー)の記事が掲載されています。
このモーエン選手の記事は私が書いた、私のオリジナル記事でありますが、基本的にはこのレッツラン・ジャパンで発信していることと、実際に私がケニアで見てきたことをベースとして書いています。ぜひ書店やアマゾン等でお買い求めのうえ、ご覧になって戴ければ嬉しいです。
写真は、モーエン選手本人に連絡して提供していただいたもので、ケニアでの非常にリアルな様子がわかります。また、彼のコーチのレナート・カノーバ(写真左)についても書いています。
先日のヒューストンハーフでは、ニュージーランドのジェイク・ロバートソン選手が60:01で優勝し、改めてケニアでトレーニングをする非アフリカ系長距離選手の活躍が注目されています。また、昨年末のヨーロッパでの10kmロードレースでは、スイスのジュリアン・ワンダース選手も同じように優勝を重ね、彼もまたケニアで何年もトレーニングに臨んでいます。
©2017 SushiMan Photography 冬期は数ヶ月ケニアでトレーニングをするワンダース選手
ケニアで非アフリカ系選手がトレーニングする意味とは何でしょうか?おそらく、それはスポーツだけのことではなく、全てのことに共通すること – その人が古くから叩き込まれた、生まれ育った祖国での概念というものを一旦リセットして、新しい気持ちで一から世界のトップレベルの人たちとともに高い目標に向かって切磋琢磨する、ということでしょう。
ケニアという場所、特にイテンやエルドレットという場所はそのように志の高い者が必然的に集まるのです。
走るために集中する。それだけです。シンプルです。
また、人間というものは、自分よりも実力の高い人物のもとで学ぶことで、より力を付けることができます。
ある人が日本で一番になったとしても、もし、世界で一番になりたければ、世界レベルで競技をやっていきたいのなら、世界に出てそれに学ばなければなりません。日本に居続けたところで限界というものはすでに見えています。世界には、日本で感じることができる100倍以上の驚きと喜びと感動が待っているでしょう。
ちなみに今月号では、望月次郎氏によるエチオピアの、コーチのゲメドゥ・デデフォ率いる、DAPエチオピア支部こと、デマドンナ・キャンプの様子についても書かれており、ケニアとエチオピアの情報満載となっております。
レッツラン・ジャパンを初めて半年、私が物書きとなって1年足らずで、同じ号で望月さんとアフリカでのことを書く日がこんなにも早く来るとは思っていませんでした。しかし、私もかつて長距離選手であった(今でも5000m15分台ぐらいでは走れるとは思いますが)ように、かつ長距離走と同じように、一つ一つの事柄を積み重ねていれば、アッサリとそういう日が来るものだとも思っています。
少しおこがましいかもしれませんが… 読者の皆様も、自分の夢や目標や、何か達成したいことがもし、あるのならば、自分の可能性や、自分を強く信じて下さい。そして、それを今のうちから頭の中でイメージして、それはやがて行動に繋がりますので、それらはだいたい現実のものとなるでしょう。
【月刊陸上競技2月号】
※モーエン選手の他、第94回箱根駅伝(私にとって箱根駅伝の取材は初めてです)での3位早大28、29ページ、7位城西大88ページや、ならびに監督コメント、早大で健闘したに選手98、100、103ページのところも書かせていただきました。
レッツラン・ジャパン編集長: SUSHI MAN