コーチ・カノーバ:福岡国際マラソンのソンドレ・モーエンに関するコメントについて

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©2017 SushiMan Photography

ノルウェーのソンドレ・モーエンは第71回福岡国際マラソンを2:05:48の欧州新記録で優勝、そして非アフリカ系ランナー初の公認コースでのサブ2:06を達成した。モーエンレナート・カノーバの指導を受けており、イタリア人の陸上ブロガーのアルベルト・ストレッティはレース後にカノーバからこのレースについての話を聞いた。

 

カノーバ:

完璧な天候で、気温は14.1〜14.7℃、湿度は55〜57%。今日は風も弱く選手に味方した。ペーサーによるペース配分も完璧だった:5km14:59 – 10km30:00 – 15km44:59 – 20km60:01 – 中間点63:19。 30kmを1:30:07で通過して、ペーサーたちには感謝している。Breaking2のテスラの先導車よりも正確だったね。30kmからはソンドレ(モーエン)、カロキ、キプロティチ、大迫の4人に絞られて、35kmからはソンドレカロキの一騎打ちになった。

30〜35kmをソンドレは14:37でカバーして、さらにその後の5kmは14:39、独走だった。カロキにとってはついていくのに無理なペースだった。ソンドレは30〜40kmの10kmが29:16、しかも少々胃がもたれていた状態での走りだった。ラスト2.195kmは6:24でラスト1周の400mは67秒だった。

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©2017 SushiMan Photography

今日の彼のレースには本当に満足しているが、私は彼がこの1年でどのように人間的(人間力)に成長したかについて、今日の結果よりも満足している。彼は、私のもとでまだ1年しか一緒にトレーニングしていないが、今彼は私のトレーニング方法をよく理解している。

彼はこの福岡に向けて、夏の終わり頃からイタリアのセストリエーレので50日間の高地トレーニングを行い、週に220kmを走行した。そのなかで1回だけ45kmの距離走をやった。ソンドレがそこで一人暮らしをするために、アパートを借りると決めたとき(彼にとっては今のところ通年で定住する場所はない)、私はそれに感銘を受けた。

毎日、トレーニングも生活も食事も一人(カノーバはケニアから電話やメールでソンドレにメニューを与え、練習の報告をイタリアのセストリエーレから受ける)。バレンシアハーフ(59:48の欧州歴代2位の記録)のあとは、ケニアに来て私の指導を直接受けて、福岡国際マラソンへの最終仕上げに入った。

 

福岡の10日前、レースペースに近い仕上げの40km走で問題があり、33km地点の後に彼にストップをかけたとき、彼はかなり疲れているようにみえた。彼はそれまでに27〜30kmのトレーニングを何度もした。

例えば、彼は3000m×7の練習で全て9:00切り(ケニアの2200mの高地)で走り、リカバリーは1000mで3:25=合計27000m。彼とケニア人の違いは、そこまで速くないペースで疾走するが、リカバリー速い=(ケニア人は疾走がもっと速くて、リカバリーは、長いかゆっくり)

例えば土のトラックで、2x3000m + 3x2000m + 5x1000m+ 6x500mを1回の練習=合計30000m程度

カノーバとモーエン

来年、彼のマラソンは1回だけになるだろう。それ以上は必要ない。彼のスピード持久力をさらに向上させた状態で、3月のバレンシアでの世界ハーフ選手権を迎えたい。来シーズンの詳しいレーススケジュールや練習計画を今ここで話すには早すぎる。

彼がどうやったらこれ以上速くなるかをここで話すことはできないけど、私はこの1年間の彼とのトレーニングに本当に満足している。なぜなら、これまでのマラソンより1kmあたり10〜15秒ほど余裕を持てるようになったからだ。

2018年は、彼がレースで今までよりも1kmあたり2秒ほど速く走れるように引き続きトレーニングをやっていくつもりでいるよ。

カノーバが指導するアベル・キルイは、福岡のレース後、“モーエンの2:04台は可能だ”とツイートした。

(※キルイは自己記録2:05:04。世界選手権マラソン2回の金メダル。2017年シカゴマラソン2位。モーエンともたまに一緒に練習をする

 

【原文】:Il Blog di Alberto Strettiより

 

【関連記事】

◎参考:ソンドレ・モーエンのトレーニングその①【ハーフ59:48】

◎参考:ソンドレ・モーエンのトレーニングその②【練習メニュー詳細】

◎参考:ソンドレ・モーエンのトレーニングその③【補足の説明について】

◎参考:ソンドレ・モーエンのトレーニングその④【バレンシアハーフ(59:48)後から福岡国際マラソン(2:05:48)までの6週間のトレーニングメニュー】

◎参考:福岡国際マラソン:ノルウェーのソンドレ・モーエンが欧州新記録の2:05:48で優勝し、非アフリカ系ランナー初の2:05台に突入

 

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コーチ・カノーバ:福岡国際マラソンのソンドレ・モーエンに関するコメントについて」への6件のフィードバック

  1. ピンバック: 福岡国際マラソン:ノルウェーのソンドレ・モーエンが欧州新記録の2:05:48で優勝し、非アフリカ系ランナー初の2:05台に突入 – LetsRun.com Japan

  2. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその④【バレンシアハーフ(59:48)後から福岡国際マラソン(2:05:48)までの6週間のトレーニングメニュー】 – LetsRun.com Japan

  3. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその③【補足の説明について】 – LetsRun.com Japan

  4. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその②【練習メニュー詳細】 – LetsRun.com Japan

  5. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその①【ハーフ59:48】 – LetsRun.com Japan

  6. ピンバック: レナート・カノーバ、日本式マラソントレーニングについて語る – LetsRun.com Japan

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