ソンドレ・モーエンのトレーニングその②【練習メニュー詳細】

【5月のポイント練習内容:全て地元ノルウェーのトラック (平地)】

※★変化走, ☆スピード練習, ◇ファルトレク

 

1日 (月曜) ★☆ (800m × 2) × 6セット (R= 1’30”,セット間4′) ※1本目遅め, 2本目速め

①2’12″0 – 2’09″4 ②2’16″1 – 2’09″1 ③2’18″0 – 2’08″8

④2’17″2 – 2’09″8 ⑤2’16″8 – 2’09″6 ⑥2’16″8 – 2’08″9

 

4日 (木曜) ◇1時間ファルトレク= 19.12 km ※f=疾走, m=中速, e=低速, MA=全力

(f1′ – m1′) × 5セット→f6’→e4’→(f1’30” – m1′) × 4セット

→f6’→e4’→(f2′ – m1′) × 5セット→e2’→MA3′ (1100m)

 

7日 (土曜) ☆ (10 x 200m) × 2セット(R=200mjog= 1′, セット間5′)
28″5~29″0

 

11日 (木曜) ☆ (800m+400m) × 8セット (R=400m=1’30”,セット間 4′)
①2’07″7 – 60″1 ②2’08″5 – 60″8 ③2’07″3 – 62″2 ④2’08″1 – 61″0
⑤2’09″3 – 61″2 ⑥2’10″2 – 60″7 ⑦2’08″5 – 61″5 ⑧2’09″1 – 61″6

 

13日 (土曜) ☆ (200m + 300m + 200m) ×10セット (R=1’30”, セット間 5′)
28″5~29″0 – 42″5~43″5 – 26″7~27″4

 

17日 (水曜) ☆ (1000m + 500m + 200m) × 4セット (R=3′, セット間6′)
2’40″2 – 1’15″4 – 27″4 ; 2’39″2 – 1’16″2 – 27″5 ; 2’39″8 – 1’15″9 – 27″8 ; 2’38″8 – 1’15″7 – 26″9

 

20日 (土曜)
☆3 x 1600m (R=5′)=4’22” – 4’20” – 4’20” (セット間7′) +
3 x 600m (R=4′)=1’29″8 – 1’29″7 – 1’31″0 (セット間6′) +
3 x 400m (R=3′)=57″4 – 57″3 – 57″4 (セット間6′) +
1 x 1000m=2’37″8

 

※この次の週、ソンドレは風邪をひいたのでトレーニングを落とした。

31日 (水曜) ☆10 x 600m=1’35″~1’37” (R=2′)+800m (2’09″1)+400m (61″6)


【6月のポイント練習内容:おもにセストリエーレ (標高1700~2000m)

※★変化走, ☆スピード練習, △ペース走, ◇ファルトレク, ◎レース

 

まずイタリアのガバルド (平地)でレベルの高くない2つのレースに出場した。

3日 (土曜) ◎5000m=13’45″66

4日 (日曜) ◎1500m=3’52″40

ソンドレにはまだ風邪の影響が強く残っており、動きは重たかった。

 

この大会の後、5日の月曜にイタリアのトリノの高地であるセスリエーレ (標高2050m)へ、ノア・キプケンボイ (将来有望なケニアの新人選手)と一緒に移動した。彼は6月のセストリエーレで最高のポイント練習を行った。

 

7日 (水曜) ◇1時間ファルトレク=18.65km ※f=疾走, m=中速

“クラシックファルトレク” =(f2′ – m1) × 20セット

 

9日 (金曜, トラック) ☆10 x 1000m (R=1’50″~1’55”) ※強風のなかでの練習

2’52″4 – 2’53″8 – 2’53″0 – 2’52″9 – 2’52″3 – 2’51″9 – 2’52″2 – 2’52″1 – 2’50″2 – 2’49″1

 

11日 (日曜) ◇1時間ファルトレク=19.15km ※f=疾走, m=中速, e=低速

もう1つの”クラシックファルトレク”=(f1′ – m1′) × 20セット→(f30″ – e30″) × 20セット

 

13日 (火曜, トラック) ※朝と午後に分けた”スペシャルブロック”

朝 ☆10 x 600m=1’37″~1’39” (R=1’40″~1’45”)

午後 ☆15 x 400m=63″~64″ (R=1’15″~1’20”)

 

17日 (土曜) △12km走=36’27” (平均3’02”) ※トリノのValle Argentera (標高1800m)のロード

 

21日 (水曜, 高地のトラックで) ☆(4 x 2000m) + 1000m (R=3’45″~3’55”)

5’46″4 – 5’46″8 – 5’44″3 – 5’44″2 – 2’38″7

これは我々がかつてイタリアで※サルバトーレ・アンティボと行なっていた10000mのレース前の定番のトレーニング。ケネニサ・ベケレも10000mの世界記録を出す前、サンモリッツでこの練習を行った。(この時は2000mの平均が5’12″、ラスト1000mは2’27″だった)

(※5000m, 10000mイタリア記録保持者、1988年ソウルオリンピック10000m銀メダリスト)

 

24日 (土曜) △6km=17’40″ ※トリノのVal Troncea (標高1700m)のロード

 

28日 (水曜) ◎チェコ:オストラヴァ10000m (28’15″12=自己新記録)

このレースは高温多湿で厳しいレースだったが、この種目でロンドン世界選手権の標準記録を突破できるチャンスはここしかなかった。その後、我々は5000mでの参加標準の突破に狙いを切り替えた。


【7月のポイント練習内容:おもにサンモリッツ (標高1800m)

※☆スピード練習, ◎レース

 

7日 (金曜) ◎イタリア:ネンブロ3000m=7’52’55 (2位, 自己新記録)

ソンドレはレースのほとんどを引っ張った。このレースで5000mに向けた特定のスピード能力向上に対して自信を持った。その後、ノルウェーのインゲブリクトセン3兄弟たちとサンモリッツ (標高1800m)に移動した。

 

11日 (火曜)
☆5 x 600m (R=1’50″~2′)=1’35″~1’36” (セット間6′) +
5 x 600m (R=2’45″~2’50”)=1’31″~1’32” (セット間6’30”) +
10 x 300m (R=45″)=43″~44″

 

14日 (金曜)
☆2 x 1600m (R=3′)=4’22” – 4’19” (セット間5’30”) +
2 x 1200m (R=2’45”)=3’14” – 3’11” (セット間6’10”) +
2 x 800m (R=2’55”)=2’05″2 – 2’02″8

 

18日 (火曜) ◎スイス:ベッリンツォーナ5000m=13’31″71

このレースは13:22 (ロンドン世界選手権参加標準記録)を狙うには、ペースが遅くなるのはわかっていたので、ヒューズデンに向けてのトレーニングとしての位置づけだった。

 

22日 (土曜) ◎ベルギー:ヒューズデン5000m=13’20″16

(自己新記録&ロンドン世界選手権参加標準記録突破)

 

23日~月末までは、回復のためのジョグ、スピードに変化をつけたロング走、ストライド (流し)といった軽めのメニューを行った。

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ソンドレ・モーエンのトレーニングその②【練習メニュー詳細】」への11件のフィードバック

  1. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその①【ハーフ59:48】 – LetsRun.com Japan

  2. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその③【補足の説明について】 – LetsRun.com Japan

  3. 藤牧 利昭

    標高2400mに滞在して、標高2200mでポイント練習とのことですが、ポイント練習の場所より、少し高いところに居住することに意味があるとの考えなのでしょうか?

    いいね

    1. Tsukasa Kawarai a.k.a. SUSHI MAN

      コメントありがとうございます。私が実際に行って感じたことをお伝えします。

      まず、標高2400mのイテンには合宿所やホテル、銀行もあり、欧米人などがランニングホリデーや合宿で来るための設備が整備されています。モーエンの場合はマンスリーレントなどで安い家を借りていたと思いますが(現在は成功しているのでもっといい場所に住んでいるかもしれません)、イテンでは比較的他のケニアの場所に比べて生活しやすいです。我々日本人でもイテン以外の街で、例えばイテンからそう遠くないカプタガト、カプサベトなどを拠点にするとなると、なかなか堪える人も多いと思います。食事、水、インフラなどに苦労することになるでしょう。

      通常エルドレット周辺で合宿をするなら、西欧人や経済国の人間は特別な場合を除いてイテンに滞在するのがベストです。

      次に、練習環境ですが、ジョグなどの強度の低い練習はホテルや、滞在している場所から走ればよいのですが、ポイント練習は標高の変化を伴う移動を強いられます。標高2300mのイテンのタータントラック(HATCのゲスト以外は有料)もありますが、例えばイテンから車で40分程度のエルドレットのモイ大学(チェプコイレル、標高2200m)の土トラックや、イテンから10km下ったところにある(車15分程度)タンバッチ(標高1930m)の土トラックが人気です。またロード練習は、モイベンのロード(赤土)の見通しの良い1本道で行われることが多いようです。

      また、カノーバコーチは実にたくさんの選手を個別に指導していますので、モーエンにベタ付きではありません。たくさんの選手を指導するなかで他の選手もたくさん見るとなると、先述した場所に集まることになります。

      いいね

  4. ピンバック: コーチ・カノーバ:福岡国際マラソンのソンドレ・モーエンに関するコメントについて – LetsRun.com Japan

  5. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその④【バレンシアハーフ(59:48)後から福岡国際マラソン(2:05:48)までの6週間のトレーニングメニュー】 – LetsRun.com Japan

  6. ピンバック: 福岡国際マラソン:ノルウェーのソンドレ・モーエンが欧州新記録の2:05:48で優勝し、非アフリカ系ランナー初の2:05台に突入 – LetsRun.com Japan

  7. ピンバック: レナート・カノーバ、日本式マラソントレーニングについて語る – LetsRun.com Japan

  8. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその①【ハーフ59:48】 – LetsRun.com Japan

  9. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその③【補足の説明について】 – LetsRun.com Japan

  10. ピンバック: ソンドレ・モーエンのトレーニングその④【バレンシアハーフ(59:48)後から福岡国際マラソン(2:05:48)までの6週間のトレーニングメニュー】 – LetsRun.com Japan

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