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ニューヨーク — 今朝のアボット5km / 全米5kmロード選手権の男子のゴール前はエキサイティングで、シャドラック・キプチルチルが2秒の間に6人がゴールした最後のスパート合戦を制して、彼にとっての2回目の全米タイトルを、13:57のゴールタイムと戦術的なスパートで獲得した。
女子のレースの結果はシンプルで、モリー・ハドルがアメリカのロードレースで走っている時の結果は1つしかない。ハドルは3kmから独走態勢を築いて、15:24の大会新記録で6回目の全米5km選手権のタイトル(全米タイトルは合計25回目)を獲得した。
モリー・ハドルはロードではアメリカ人選手に負けない
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あなたがもしアメリカ人の女子選手だとして、ロードレースのスタートラインでモリー・ハドルを見つけたら、あなたは2位以下になるだろう。彼女はこの5年間、アメリカのロード競技を支配している:All-Athleticsのデータベースによると、2016年のハドルのニューヨークシティマラソンでのマラソンデビューを含んで、2012年3月からの24のロードレースでハドルはアメリカ人選手に無敗である。
ハドルはトレーニングを再開したばかりで、1月のヒューストンハーフマラソンで、ハーフマラソンの全米記録の更新を狙う時期にピークを迎えるだろう。 彼女の次のレースは、サンクスギビング(感謝祭)の日のコネチカットでのマンチェスターロードレースである。
シャドラック・キプチルチルは彼自身のスピードを信じている
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このレースの選手(ミードとベン・トゥルーは2人とも13:02、チェリモは13:03で2つの世界大会でのメダルを獲得)の自己記録を考えると、キプチルチル(13:18 )、カーティン(13:26)、エラッサ(13:23) – レース前の記者会見に招待されていなかった3人がトップ3を独占したのは驚きに値する。
しかし、11月4日(11月の時期)は(アメリカの)プロの長距離選手たちにピークを合わせるのは難しく、この時点で誰が一番ピークを迎えているか、ということが重要である。キプチルチルはこの秋も好調を維持していて、全米10マイル選手権を優勝し、このレースでピークを迎えていた(10マイルの後に休養を入れている)ので、彼が優勝を収めたことは驚くことではない。
「私は10000mの選手だけども、5000mも得意としている。だけど、今までスピードレースの5kmを走る機会があまりなかった」
と、キプチルチルは話した。
「トレーニングでは、私はスピードを持っていることをわかっていたけど、それをレースで実際に発揮できるかどうかは、“スピード”ど“筋力面”との兼ね合いが今までの課題であった。私は他の出場選手をリスペクトしているけど、今日はレースだから自分の走りに集中して、私は勝つためにここに来た」
ティム・ブロー率いるサッカニーのフリーダム・トラック・クラブにとって良い1日となった
男女共に2位に入った、モリー・セイデルとトミー・カーティンは、どちらもサッカニーの“フリーダム・トラック・クラブ”に所属している。 全米ロード5km選手権の伝説であるティム・ブローが率いるこのクラブは昨年から始まったばかりであるが、その時カーティンはボストンを拠点にしていたが、クラブの他の男子選手であるブライアン・シュレーダーはアリゾナ州のフラッグスタッフに拠点を置いていた。
この秋に、サッカニーはクラブを大きく拡大したことで、メンバー全員がボストンに拠点を移し、ボストンの活気あふれるランニングシーンにおいて、正式にボストンのクラブとなった。 今日の結果はフリーダム・トラック・クラブにとっては良い結果だった。
カーティンは結果にすごく興奮していて、ラスト100mの地点で押されたことに関しては、特に怒りなどの感情を持ってなかった。選手たちが2つあったゴールラインのどちらにいくべきか一瞬混乱していた時に、先頭を争っていた(フィニッシュラインは二手に別れていた)。
「そこで接触があったが、それによって結果が変わることはなかった」
と、カーティンは語った。
【サッカニーのフリーダム・トラック・クラブについて】
【カーティスの今日のレースぶりについて】
キルベル・エラッサがADPに新加入
ADP(アメリカン・ディスタンス・プロジェクト)はますます良くなっている。 その後も彼と話し合うことは出来なかったが、3位に入ったキルベル・エラッサは、アトランタ・トラック・クラブのトレーニンググループを離れてから西海岸に移り住み、スコット・シモンズ率いるADPと一緒にトレーニングを始めた。
これはモリー・セイデルにとってはプロ選手として最初のロードレースだったが、彼女は“七面鳥の衣装”を着ていなかった
セイデルは2週間前に市長杯のクロスカントリーで優勝して、素晴らしいプロ選手としてのキャリアの始まりを迎えた、今ではハドルに次ぐ全米2位の座を手に入れた。このようにして、初めてのプロ選手としてのロードレースを走ったセイデルは、見事にロードレースに適応し、アメリカ人選手のロード適正をうかがわせた。彼女がロードレースを走るのは初めてではなく、昨年の秋、彼女はマディソンのバービー・ダービー10kmで先頭から3分遅れてフィニッシュをして34:29で走ったが、彼女が七面鳥の衣装を着ていたことを考えるとそんなに悪くない!
【男子結果】
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【女子結果】
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