ケニアのジョイシリン・ジェプコスゲイは、女性で人類初の10kmロード30:00切りである、29:43の世界記録でビレル・プラハ・グランプリ10kmを優勝し、プラハで今年2度目の歴史を塗り替えた。ジェプコスゲイの5km通過は14:33で、これは従来の5kmロードの※世界記録の14:46よりも速かった。
(※女子ロード5km世界記録に批准される見込み)
ジェプコスゲイは、このプラハで4月に開催されたスポルティシモ・プラハ・ハーフマラソンで、女性で人類初の65:00切りである、64:52の世界記録で優勝した。
ジェプコスゲイが、あのレースで最初の10kmを30:04 (この29:43のレースまでの女子10km世界記録)で走ったことを考えると、彼女が30:00を切ることは十分に可能であったし、ジェプコスゲイは序盤から後続を突き放し、独走体制を築いたことで、より世界記録への挑戦に集中できた。
唯一の問題は、男子選手のぺーサーと一緒に走っていた彼女が、14:33という、とてつもない速さで5kmを通過した後に、どこまで粘れるか、ということだった。さすがにレース後半、そのペースは落ちたものの、ジェプコスゲイは自身の持つ30:04の世界記録を21秒更新した。2位のバーレーンのファンシー・チェムタイは、30:06で従来の世界記録にはわずかに届かなかった。
男子のレースではケニアのベナード・キメリが27:10の大会記録でマシュー・キメリ (兄弟ではない)に競り勝ち、男子のレースも高速レースとなって白熱した戦いが展開された。
べナード・キメリとマシュー・キメリ、そして3位に入ったロネックス・キプルトは5kmを13:32で通過した後、後続を走っていた5人の集団を引き離した。
最後の直線に入る前、ベナード・キメリはスパートをかけ、キプルトを競り落とそうとしたが、マシュー・キメリは、ベナードのスパートに対応し、ゴール前の直線で競り合った。しかし残り50mでよろめきながらも、先頭でゴールしたのはベナードのほうだった。
女子結果
©2017 Kip Evans (IkaIka Sports)
男子結果
©2017 Kip Evans (IkaIka Sports)
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