アメリカのクリス・ソリンスキーが、ウィリアム・アンド・メアリー大学のコーチの座を離れ、フロリダ大学の長距離コーチに就任することが決まった。
ソリンスキーは、2010年のペイトン・ジョーダン招待で、自身の10000mのデビュー戦にもかかわらず26:59.60のアメリカ記録 (当時)で走り、非アフリカ人選手として世界で初めての10000m26分台ランナーとなった。
また、5000mも12分台である12:55.53を記録し、同じアメリカのゲーレン・ラップとともに5000mも12分台、10000mも26分台を持つランナーとして世界で名を馳せた。
ソリンスキーは現役時代の後半から選手の指導に携わるようになり、2012〜14年にはオレゴン州のポートランド大学でボランティアコーチとして、2014年の8月からバージニア州のウィリアム・アンド・メアリー大学で中長距離部門のアシスタントコーチとして指導を始めた。
その時、ソリンスキーは長らくハムストリングの故障に悩まされおり、2016年の春に現役引退を決めた。その後2016年の9月に、正式にウィリアム・アンド・メアリー大学で中長距離部門のヘッドコーチに就任したが、今回フロリダ大学の長距離部門のアシスタントコーチとして就任する事となった。
フロリダ大学は、2016年、2017年と全米大学屋外選手権 (NCAA DI Outdoor Track & Field Championships)の男子総合において優勝しており、各種目にレベルの高い選手を揃える。日本からはサニブラウン・アブデル・ハキームがこのあとフロリダ大学に入学する。
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